河北潟とNPO





忘れられた河北潟を象徴するように、古い橋が残されていた。
4年前に壊され、今はない。



思いの主張だけでなく、過去を検証し過ちを顕在化する作業が欠かせない。これは、行政に対する私の経験則であるが、市民活動に対する気持ちでもある。

1994年、河北潟をベースにした市民活動が多くの成果をあげた。 誰も見向きもしなかった河北潟を、県政の重大問題に押し上げた。 水質改善と自然回復が大きな課題になった。
大手の大企業が動いた。 「企業は市民団体を相手にできない。金は出す。法人の研究所を作りたい」
政治屋が動いた。 「こんな良い話はない。反対する人は出て行ってよ」
この市民活動は大混乱し、一挙に崩壊した。 その時、何が起きたのか?

このコーナーは、河北潟を巡る市民活動を振り返り、今後の展望を考察するものである。

【資料】
【順次、資料を充実していきます】

「河北潟を考える会」が発足するまで
「河北潟を考える会」の設立と活動
NPOを崩壊させた河北潟湖沼研究所の原罪

地球サミット以後、県議会で初の河北潟質疑(1993.12)
市民活動が始まる前の質疑(1992)
市民活動が反映した質疑(1993-1995)
河北潟問題/最近の質疑(2000-)

行政の閉鎖性水域水質改善の動き

自然再生へ新しい市民活動始まる(2002/4)
河北潟自然再生協議会設立総会/講演会へどうぞ(2002.7.28)
総会は大盛況/基本構想と宣言などを採択

河北潟湿地回復計画を紹介(残水面の倍化計画=将来は干拓地を湖に戻そう!)
ビオトープ農園計画
休耕田を利用した行政と市民の活動
市民グループの提案で実現した「こなん水辺公園」

河北潟の自然
河北潟干拓の歴史
市民・農民・漁民・学者・行政

【――河北潟問題関連資料集――】
石川県内の湖沼干拓の歴史
八郎潟干拓事業と現在
福島潟干拓事業と現在
宍道湖中海干拓事業と現在
諫早湾埋め立て事業
岡山県児島湾埋め立て事業と現在
瀬戸内海の環境保全
湿地保全と自然回復事業事例集
日本編/世界編