更新情報を兼ねた 情報公開ものがたり日誌 2009-10

2008年の日誌はこちらから

◆情報公開をキーワードに、様々な問題を掲載しています。
◆一定のテーマにまとまれば別ページに掲載します。

index (更新日をクリックして飛んで下さい)
2/21 2/27 3/5 5/12 5/29 6/1 6/2 6/13 6/18 8/4 8/6 9/15
9/26 10/15 11/5 3/29 4/16 4/26 4/27 5/21 7/26 7/27
◆一番上が最新文書です。


――2010.7.27(火)――
よみがえる幻の映像「反骨の砦」
46年前(1964)のテレビで放映された映像である。以前知人からビデオテープとしていただいたものでした。今回デジタル化して掲載したが、果たして見えるだろうか?
「筑後川/蜂の巣城紛争と室原知幸氏」のページ
直接クリックしてもデータが大きいので、なかなか映像が見えないと思います。それぞれのパソコン環境にもよるのでしょうけど、私は右クリックして「リンク先を保存」という措置で後から見ることが出来ました。映像ファイルのダウンロードに4分かかりました。
控訴取り下げのナゾに新事実
「攻防蜂の巣城・巨大公共事業との闘い4660日」から抜粋紹介


――2010.7.26(月)――
大野川水系河川整備基本方針が非公開…!
浅野川洪水の後、浅野川は上流から中流で、大規模な河川工事が進められている。主に河床を掘り下げる工事である。なんのことはない、長年、県が放置してきた河川管理の結果堆積した河床を元に戻している。
果たして、これが浅野川が安全になるのだろうか? これまでの河川整備と整合性がとれているのか?
4月23日辰巳ダム裁判が開かれ、その席上、裁判長が被告(国、県)に「浅野川の河川整備基本方針が出来ているか」と訊ねた。県は「基本方針が出来ている。国に申請中」と回答した。
これは初耳だった。浅野川(大野川水系)に基本方針が策定されたとは聞いていなかったからだ。これまで犀川の河川整備基本方針や整備計画を巡って、犀川にあって浅野川策定されていないのはおかしいと、さんざん批判してきた経過がある。
裁判の席上突然の県の回答だった。さっそく情報公開を求めた。
内容は「大野川水系河川整備基本方針@申請した本文A決裁資料」。
6月1日に県からの通知があった。一部非公開で「公開しない部分⇒大野川水系河川整備基本方針案の本文」とあった。
これはおかしいだろう? さんざん河川課の担当者に文句を言ったが、河川課の判断である。担当者を問いつめても仕方がない。
行政不服審査法に基づく60日の期限が近づいたので、異議申立をした。さてどうなるか? (異議申立書はこちらに/Word26KB)

アメリカでダム決壊
今朝のニュースだった。アイオワ州のダムが決壊したという。
写真や動画が届いた。(こちらのページから)

◆予告(松原・下筌ダム反対運動と室原知幸氏の映像)
ダム建設反対運動で忘れてはならない事件がある。1960年代に闘われた下筌ダム反対運動である。一部を別ページで紹介した。
このページを訪問された方から、情報をいただきました。当時のニュース映画や九州で放送された番組などが届けられました。放っておくのももったいないので、ここで紹介したいと思っています。
中に「幻の映像」と言ってもいい一本がある。監督:大島渚、語り;徳川夢声、という異色の短編映画。⇒掲載完了しました。
他に、2004年制作の福岡毎日テレビの特集。また当時建設省が独自に映像化し、現在でも下筌ダム管理事務所で上映しているもの、などがあります。


――2010.5.21(金)――
犀川危険箇所(JR橋・本江町)で現地説明会開催
5月14日開催された石川県防災会議(議長:谷本知事)で、今年度の水防計画が決定された。
昨年の計画決定時、問題を指摘し、今年度の計画変更に注目してきたが、「基本」は変わらず、犀川一番の危険箇所が安全とされた。。この問題で、現地説明会を5月23日(日)計画した。(こちらにチラシを紹介 pdfファイル181KB。 チラシ画像jpgファイル150KB
簡単に水防計画の問題を指摘しておきます。
問題点その1……
水防上最も危険なAランクの内容は、「既往洪水流量(2〜 3年に1回程度)の水位に対し堤防高又は断面が不足している……」 これが変えられていない。
昨年も指摘したが、石川県内で2〜3年に1回溢れる堤防なんておそらくないはず。しかし資料にはAランクの箇所がたくさん指定されている。この問題、昨年指摘した。↓↓
 http://nagi.popolo.org/dam/suibou/21suibou.htm
問題点その2……
犀川の最大の危険箇所、JR橋左岸(本江町)が指定されていない。これも昨年から指摘してきた問題。↓↓ (説明会チラシ参照)
 http://nagi.popolo.org/dam/JR_bridge/index.html
問題点その3……
危険ではないのに危険だとされている城南1丁目。
城南一丁目は、昨年、堤防(パラペット)ができ、流下能力は800m3/秒以上になっている。要注意と変更された。建設後3年以上経ているため指定からはずすべきである。
――ようするに、本当の危険箇所を指定せず、危険ではない所を危険だとしているのが県作成の水防計画である。
こんなことを決めるのに、行政や企業、報道、運送、医療関係者など会議のメンバー53名が(顔を揃えたわけだ。


――2010.4.27(火)――
回答は5月14日まで
公開質問に行ってきた。河川課から課長他、水政グループから2人が対応に出席。
8年前に同様の趣旨で県と議論した経過をふまえ、新しい問題などを提起した。5月14日までに回答を求めた。
 1 辰巳用水の水利権について
 2 辰巳用水からの利用について
 3 水の使用者への許可について
 4 辰巳用水や他の用水の実態把握について
 5 辰巳用水の所有権について
 6 仙台市の観光用水利権について
 7 過去の「公開質問」について
詳細は別ページに。


――2010.4.26(月)――
辰巳用水問題で明日(4/27)公開質問
既報のとおり、辰巳用水土地改良区に対する水利権更新が行われていないことがあきらかになりました。
県(河川管理者)が、従来からの見解をとり続けるとすると、辰巳用水の取水は停止しなければならない。また、「いもり堀」や「金沢駅前」の水の利用について県に流水占用許可を求めた形跡がないから、これも停止するのが河川管理者の責任である。
これまでいい加減に行われてきた河川管理、水使用の許認可事務が文字通り「机上の役人仕事」だったことがあきらかになったわけだ。これらはどうしても市民感覚から見るとおかしい話だ。
こうした問題について、明日(4/27)午後1:30、県に公開質問をすることにしました。
河川課の水政グループの担当者が応対するとのことでした。
興味のある方、10分前に県庁ロビー、大型テレビ前に来ていただければ、同行したいと思います。
これらの話は、ある程度法律の知識が必要なので、「河川法と水利権の基礎知識」を参照ください。

今日、浅野川水害裁判
午後2時から、金沢地裁で行われます。
浅野川水害裁判の詳細は「水害被災者の日記」をご覧下さい。


――2010.4.16(金)――
辰巳用水の水利権更新資料が「不存在」
辰巳用水の水利権が今年3月31日に切れる(前回更新で平成12年4月1日〜平成22年3月31日の許可)。
通常、更新時期が来ると、県から土地改良区へ案内が届けられ、前回更新内容と同じものを、土地改良区から提出されて許可という段取りになる。
過去より様々な問題があった辰巳用水の水利権の問題である。
 →◆「情けない水利権申請資料」参照。
更新がどうなったのかを確認するため、公開請求し(3/29)、昨日公開された。
ところが…! 公開を受けたがその内容は、なんと不存在! こんな重要な手続きが行われないことはあり得ないことである。
県央土木総合事務所の職員から説明を受けた。簡単に記すと、
1 水利権について土地改良区と県の見解に相違があった。
2 水利権の更新は行われなかった。
3 頭首工の占用許可だけ更新した。
4 よって、水利権についての更新資料は不存在。

つまり、辰巳用水は土地改良区が主張するように、慣行水利権で許可水利権ではないことを県が認めたことになる。
もし、県が主張するように許可水利権であれば、4月1日から辰巳用水への水の取水は違法となり、兼六園にも水を引くことは出来なくなる。
これを確認すると、職員は「この問題は、大きな問題なので、更新事務を行っている担当者から説明はできない。」とのことであった。
過去の問題の経過は、水利権のページを参照ください。
「農業用水・水利権の研究/やっぱり兼六園の水使用は違法だ!」
◆今回明らかになった展開は、別ページにまとめます。
関連して、辰巳用水から取水されている「いもり掘り」や「金沢駅頭」への水使用の権利についての資料を請求してある。


――2010.3.29(月)――
いろいろありまして、更新がなかなか大変でした。
ちょっとやり始めると膨大な資料が机の上に山となりました。

浅野川、小橋用水堰問題で公開質問
取り急ぎ、明日、浅野川の小橋用水堰改修についてデザイン検討委員会があるとのことで、大問題が解明されないまま、説明会が開かれるのは許せない、との思いで、今日、県に公開質問を出してきます。
この堰の改修は、なんと高さが3.9mもの巨大な転倒堰を設置しようとするものである(相変わらずこの計画にゴーサインを出したのは玉井信行委員長である)。
合理的なものならばよしとしなければいけないが、次の問題がある。
小橋の下にある用水堰は、小橋用水と中島用水の2本へ用水を供給している。
それぞれ代掻期は、1.5m3/秒もの水量としていて、合計3m3/秒も取水することになる。
これまで公開請求して入手した資料を検討すると、二つの用水の潅漑面積が重複したり、水路が不明になっていたり、合流したりしている。二つの土地改良区の関係者から聞き取りしても、実態がまったく分かっていない。
しかも、昭和42年(慣行水利権届出。その後許可水利権に変更)当時から現在まで、おそらく潅漑面積は20〜 30%に減少している。
県はこの計画について、用水調査をまったく行っていない。しかし「既得権」だとして用水組合からの言い分を丸飲みしている。
◆これらの問題を、29日、県に公開質問をした。
 とりあえずこちらにWordファイル(31KB)で紹介。

◆明日30日、午後1時半より、鞍月用水堰デザイン検討委員会と小橋用水堰デザイン検討委員会が開かれます。県庁にて。


――2009.11.5(木)――
昔の浅野川の河床が現れた
県は浅野川の河床掘削工事に取り組んでいる。
この工事現場で最近、不思議なものが川底に現れた。
その昔(1953年)、橋の流失や氾濫を起こした洪水を期に、パラペットや河床掘削工事が行われた。その当時、河床に敷設されたブロックが姿を現した。昔はこんなにも浅野川は深かった。
河川の保守管理をし、堆積を除去しておけば昨年の浅野川洪水はなかったことが良く分かる。洪水原因は天災ではなく、県の河川管理にあった。それを証明するのが、このブロックである。この洪水を想定外の天災と断じたコンサルタント(アイ・エヌ・エー)や石川県、それを追認した第三者委員会に集められた専門家をあざ笑うようなブロックの様子である。
また、浅野川放水路を作ることで浅野川の治水は完了したと県は錯覚したに違いない。
しかし、浅野川放水路が浅野川洪水の原因であるようである。放水路によって、浅野川に中小の洪水がなくなり、女川が子供川に変身した。土砂を流す力がなくなってしまったからだ。
◆最近の工事の様子を写真で紹介しておきます。
◆浅野川洪水のページも更新しました。


――2009.10.15(木)――
公共事業を巡る二つの重要判決
         
鞆の浦(広島県)         泡瀬干潟(沖縄県)    
泡瀬干潟埋め立て:事業費支出を差し止め 《福岡高裁那覇支部》
「土地利用計画に経済的合理性がないのに工事を継続し、公金を支出するのは違法」 毎日新聞速報 瀬干潟を守る連絡会(判決骨子、要旨、判決書あり)
鞆の浦景観訴訟:県に埋め立ての差し止め命じる《広島地裁》
「歴史的環境は国の財産。埋め立てがされれば景観への影響は重大で、埋め立ては裁量権の逸脱」 毎日新聞速報 訴訟原告団のページ(判決要旨、コメント動画あり)

新政権の公共事業見直し作業
民主党が中心となった政権が打ち出す公共事業見直し。
143件のダム事業の見直しを表明するも、国直轄事業は精査が必要として6ダムを凍結(10/6)するに留まる。《 国交省の補足説明pdf
また、前原国交相は「道府県が進めるダム事業については各道府県の知事の判断を尊重する」としていて、辰巳ダムはその中に含まれないとの判断もあるようだが、辰巳ダム事業は国の事業認定行為にその取消を求めて裁判を提起されている事業である。知事の判断とは別に国の判断が問われている。新政権の公共事業見直しが本物かどうかのリトマス紙でもある。
なお、石川県の民主党を支える主流は公共事業に熱心な新進石川

話題
ダム建設が争点の愛知県設楽(したら)町長選が告示。18日投開票。
この設楽ダムは、治水や利水目的が計画途中から無くなって行ったが、計画の維持のために、残された理屈が「流水の正常な機能維持」というもの。実に有効貯水容量9200 万m3 の 65% に当たる 6000 万m3 が「流水の正常な機能の維持のため」という。
昨年、現地を訪ねたことがある。詳しくは、設楽ダムの建設中止を求める会へ。


――20099.9.26(土)――
辰巳ダム地盤に断層発見!
本体の定礎式が、総選挙翌日の8月31日に行われた辰巳ダム。新しい政権は、公共事業、中でも未完成ダム計画の見直しを打ち出した。総数143カ所。辰巳ダムも見直しの対象である。
とうぜん建設中の辰巳ダムは新政権の判断のために、一時的にも工事を休止するのが事業者・県のあり方だと思うのだ。
そうした中、辰巳ダム地盤に断層があることがわかった。
これまで、県は重要な情報でも意識的に隠してきた実績がある。
鴛原の畑地が超大規模地すべり地だったこと、辰巳ダム着工直後、洪水で放水路が崩壊したことなどが目新しい。中でも本体着工も報道関係者にすら知らせないという徹底的な情報隠し。
今回の断層発見は、市民から一枚の写真がブログに投稿されたことがきっかけだった。
これは大問題…! さっそく中さんを誘って、東岩の現地を訪ねた。
◆別ページに写真を掲載しました。
9月29日(火)、県に申し入れ予定。13時15分、県庁1階集合。
10月4日(日)、緊急断層現地視察。10時半現地建設事務所前集合。

浅野川下流で、1.8mも堆積
既報のように、浅野川下流の堤防資料が、蛇行していた河道をショートカットして生まれた「廃川」の手続き資料(S44.1.14石川県告示26、27号)の中にあった。
鞍降橋付近の河床高は、高水敷から2.16mの深さであった。
現在の河床は、高水敷から30cm。つまり35年以上放置された結果、河床が1.84m上昇していた。先の洪水で50cmあったとしても、実に唖然とする数字である。
◆資料など別ページに整理中。
浅野川洪水情報をページにまとめました。順次更新します。


――2009.915(火)――
やっと見つけた浅野川下流堤防資料
昨年7月の浅野川洪水で下流の堤防で決壊の危険があった。洪水直後からこの付近の堤防資料を資料請求してきたが、ずっと不存在とされてきた。理由は「公文書の特定ができない。廃棄されたものと思われる」というものだった。
この付近は、昭和39年7月に起きた洪水で決壊している。
地元からの聞き取りなどで、蛇行した河川の拡幅と直線化していることが分かった。その資料も不存在だとされたが、大がかりな河川改修資料が不存在であるはずがない。
どうすれば資料を見つけることができるか?
ふと思いついた。過去の工事などは河川台帳に記載されているはずである。はたして、河川台帳を見ると、小さく2つの記述があった。
「堤防道路県単道路改修工事」と「浅野川廃川処理」というもの。
廃川とは、川の付替えなどで河川の土地を廃止し、一般の土地にすること。当然、新しい地権者が誕生しているはずである。土地登記に関することであるから、法務局に登記申請が行われているはずである。この資料一式を請求したところ、今日、次の資料が公開された。
・河川台帳にある「堤防道路県単道路改良工事」資料
・昭和42年〜45年 廃川敷綴
・昭和57年〜平成元年 廃川敷綴
・昭和54年 廃川敷告示綴
・平成18年度 浅野川(大河端地内)廃川敷地処理関係資料
・浅野川廃川敷 左岸 金沢市大河端町イの部「昭和57年2月9日石川県告示77号」

振り返るとこれらの資料を捜し求めて1年以上になる。
全部は膨大な綴りなので、明日詳細をみることにした。
情報サービスセンターの担当者に小言を言ってきた。
「私が河川台帳に気が付かなかったら、この資料は出てこなかった。これまで何度も請求し、その都度、不存在とされてきた。この不存在決定は間違っていたことになる。どうしてくれる!」と。
さらに「担当者に捜す能力がなかったのか、許認可に精通した職員がいなかったのか、幹部職員が知って知らぬふりをしていたのか、いずれにしても不作為そのものだ!」と。こういう河川課が不要不急の辰巳ダムを作っている。

3つの却下決定届く
上記の「行政資料の不存在」に比べ、市民の行政処分への異議申立に対する決定は素早い。
最近3つの却下決定が届いた。
・金沢市水防計画に対する異議申立
・石川県の水防計画に対する審査請求
・辰巳ダムデザイン検討委員会資料の電子情報不存在に対する異議申立   ……詳細は後ほど。


――2009.8.6(木)――
異議申立と審査請求
水防計画決定について、4日に金沢市に行った審査請求は取り下げ、新しく異議申立を行い、同時に石川県に審査請求を行った。
異議申立の申し立て期間が60日であったため、可能だった。
一般的に行政が行った処分に不服の申し立てするとき、二つの方法(審査請求と異議申立)がある(行政不服審査法第3条)。
審査請求:処分庁に上級行政庁があるときは上級庁に行う(5条)。
異議申立:上級庁がない場合、処分庁に行う(第6条)。

通常、行政は独立しているため、審査請求はあり得ないのだが、水防計画決定においては、水防法により上下関係が存在するため、審査請求が成り立つ。市町村は県から「水防管理団体」に指定されているからだ(水防法第4条)。
◆詳しくは、別ページにまとめた。
◆新しい請求書
◆異議申立、審査請求とは?

あれから40年【中津川フォークジャンボリー

中津川で40年ぶりにフォークジャンボリーが開かれた。
当時、名古屋に住んでいた。誰かに会えるかと思ったけど会えなかった。
天気は最悪。「一日中ドシャブリ、時々小雨」という状況。後ろの方の丘にテントを張って、見てました。
ライブならでは、「放送禁止」の曲も始めて聞いた。
こんなところに4人で出かけました。若者二人はほとんど寝ていた(^_^)v
◆NHKニュース特集
◆YouTube に当日の様子
◆1970年全日本フォークジャンボリー記録映像
◆遠藤賢司「夜汽車のブルース」1970中津川
◆遠藤賢司「カレーライス」
◆遠藤賢司「夢よ叫べ」
◆遠藤賢司「外は雨だよ」
◆加川良「教訓 I」
関連曲、情報などたくさん紹介


――2009.8.4(火)――
金沢市の水防計画決定に審査請求
おかしな、石川県の水防計画、またこれに追随した金沢市の水防計画。疑問全体のポイントは先に掲載したページ「水防計画に重大な変更」を参照ください。
行政が行った決定(処分)に不服がある者は、行政不服審査法5条、第6条の規定で、審査請求又は異議申立てをすることができる。
異議申立は、30日以内、審査請求は60日以内となっている。
かろうじて60日以内となるため、審査請求を行った
しかし、別途資料(審査請求とは?)にあるように審査請求の請求先が違うかもしれない(*_*)
念のため、明日、石川県にも提出してこよう。

宮本博司さんの講演が映像で紹介
辰巳の会のブログに紹介されています。必見です。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 


――2006.6.18(木)――
辰巳ダム裁判提訴一周年記念集会に宮本博司さん
宮本博司さんは、淀川水系流域委員会の前委員長。長年建設省、国交省でダム建設の最前線で指揮をとってきたが、地元と国との間の溝を痛感し、ダムは治水に対して限定的な効果しかなく、それより堤防補強など日常的な河川管理で治水効果を高めることの重要性を認識したというお方。
淀川水系流域委員会は、600回にわたる議論を経て、昨年ダム中止を答申し、全国でも注目された。この答申をもとに滋賀県、大阪府、京都府などの知事はダム中止や見直しに大きく行政の舵を切っています。
その最前線のお話を聞くことができます。
チラシもできました。こちらに紹介してあります。


――2009.6.13(土)――
知事のスケジュール管理問題
この石川県という組織、またこのトップに君臨する国から天下った谷本正憲知事。公人としての立場をどう考えているのか?
県のホームページから「知事のページ」に行くと、《なんじゃ〜!これぇ〜!》の世界である。(異議申立ページ/最新情報に紹介)

トンチンカンの水防計画資料公開
なんの危機意識もない案山子(かかし)ぞろいの河川課である。
5月29日に書いた、水防計画変更問題。情報公開請求の結果出てきたのは、トンチンカンの資料。この顛末は後日整理して掲載したい。(もー、書くのも疲れるほどの職員の「無気力、無能力」を見せつけられた。)
とりあえずは、こちらに問題の指摘をしてある。後日にご期待。


――2009.6.2(火)――
辰巳ダム建設前のパノラマ写真
2006年5月に撮影した写真です。この自然豊かな環境が辰巳ダム着工で一変しました。二度と目にすることができない風景です。
辰巳ダム裁判でもこの写真を使いますが、いろいろ有効に活用することもできると思います。アイデア募集します。
(◆写真はこちら192 KB)
(◆現在の無惨な風景はこちら 57 KB)


――2009.6.1(月)――
公開質問しました
「水防計画と河川整備計画について」と題して質問書をつくり、県河川課を訪ねた。1週間を目途に文書での回答を求めた。
「危険箇所指定の基準変更」と「犀川のコンクリート擁壁」の2つのテーマで、質問項目は7点。
◆詳しくはこちらに紹介


――2009.5.29(金)――
21年度の水防計画に重大問題
5月21日に開かれた石川県防災会議(会長・谷本知事)で、21年度水防計画が決定された。
この防災会議を傍聴した。
浅野川洪水をうけ改訂したものだとされている。複数河川の上流の水位や雨量などを判断基準にしたり、国交省が設置する「Xバンドレーダー」をもとに高精度の予測ができるとした。
これらは従来から指摘されていることで、目新しいものではない。
家に帰って、眺めていたら、この計画にとんでもない重大な変更が隠されていることに気が付いた。
水防活動に関わる重要水防箇所の基準が変更されていて、この基準に従うと、県内全域の河川でAランクやBランクの危険箇所が消えてしまう。
しかもこの重大変更は、会議の中で説明もなかった。だから会議の参加者も知らないし、わからない。おそらく会長の谷本知事も重大性に気がついていないのではないか?
◆詳細は別ファイルにした。

浅野川洪水写真が卓上パネルになりました。
昨年の浅野川洪水を忘れないために「浅野川水害メモリアルの会」が卓上のパネルに仕上げました(北陸中日新聞5/27)3カットの写真をもとに、60枚のA5版のパネル。問い合わせは茶房犀せい(076-232-3210)へ。ブログはhttp://suigai2008.blog35.fc2.com

明日、北陸朝日放送が浅野川洪水総集編を放送
5月30日(土) 午後3時からHABが浅野川洪水の全容を伝える特集番組を放送するとのことです。55分番組。
◆山河なし〜浅野川水害・濁流は警告する〜
  「濁流の警告・浅野川水害の残したもの流木は語る」


石川テレビが能登原発をテーマに放送
5月30日(土) 午後1時30分、石川テレビが能登原発を題材にしたFNSドキュメンタリー大賞を受賞した作品を放送。
◆「風と土は好きなのに−能登半島 原発のある町−」を放送します。



――2009.5.12(火)――
浅野川下流は堆積がすごい
昨年の浅野川洪水以降も、上流からどんどん土砂の堆積が続き、川のあちこちに中洲が出来ています。中流域の土砂排除工事の影響もあるのだろう。
この結果、洪水に中流は安全になっているが、下流の負担がましたことになる。しかもこの堆積の進行では、危険がはるかに増大しているのは明らか。浅野川下流と大野川、金沢港…、この水系末端部の流下能力を確保しないで河川管理はない。目に見えるところだけに金を使うのではなく、水系一貫管理を日頃強調する石川県さん、一度下流を見て下さい。
撮ってきた写真を整理中です。一部を掲示板に紹介しました。
犀川で犯した過ちを浅野川でも繰り返すのか…?

裁判提訴1周年記念集会
昨年5月の辰巳ダム事業認定取消から、1年になります。原告団や支える会が今、1周年記念の集会を計画しています。記念講演に全国きっての講師を迎えるべく準備を進めています。講師の都合で7月に入ってからになる予定です。
参考:辰巳の会ホームページへ

浅野川洪水の新資料で中さん奮闘
県から新しい洪水の解析結果が情報公開されました。犀川の河川整備を考える会の技術士・中さんが分析、解析を進め、その結果、解析は間違いだとして石川県に問題提起しました。問題点はポイントは次のとおり。
 1.浅野川天神橋の3時間雨量は147mmではない!
 2.今回の降雨は200年確率ではない!
 3.石川県の洪水流量解析は誤りである
 4.天神橋地点で650m3/秒と推定したのは誤りである
 5.浅野川放水路の最大洪水量170m3/秒の不等流計算に重大な過誤がある
   ◆詳細はこちらにあります。
県は、空前の想定外洪水だと結論づけたいようです。国から補助金をとってくることと、県が河川管理を怠ってきた責任回避のため、何がなんでも天変地異が起きたことにしたいのでしょうね。

北陸中日新聞/雑誌「世界」を紹介
・北陸中日新聞で「農は国の本なり」という特集記事が連載されています。農業を潰し、国家財政を潰すしくみがよくわかります。
・もう一つ、岩波書店発行の雑誌「世界」で好対談が連載されています。『新しい経済学は可能か―第3回 人間らしく生きるための経済学へ/内橋克人 (経済評論家)vs宇沢弘文 (東京大学名誉教授)』
富と人間の豊かさの関係、研究者の役割、竹中平蔵なる人物評もおもしろい。こんなことがあって、世界や日本がこうなったのか……ということが良く分かる。政治家の不勉強ぶりも。


――2009.3.5(木)――
浅野川放水路の完成前から堆積が問題に
北陸朝日放送で特集されて、あちこちからメールなどで問い合わせがあった。◆番組内容はこちらに紹介されています。
今日、放水路建設当時の資料が公開された。これは内川ダム建設資料の中に入っているもので資料名は「犀川総合開発補助事業全体計画書」。これは内川ダム、浅野川導水路計画である。
その中に「浅野川−犀川導水路水理模型実験報告書」なる別冊があった。模型実験を行ない、水位と分水量を検討していた。その中で流木止めの効果などを検討し、入り口の堆砂問題も確認している。
見逃せないのは、次の一節。
「…分流配分等は堰上流の堆砂状況によってかなり影響をうけるものであるため、堆砂状況を把握することが一層重要な点となってくる。従って実際の堆砂河床形状を具体的に把握出来ないことが本計画の一番の問題点として残されるものと考える」
浅野川放水路にとって計画最初から堆積問題が最大の問題だったことがわかる。
しかし完成後、保守管理は行われず今回の洪水を招いた。分水に失敗したわけだ。中さんのホームページに詳しい。

中島大橋、昌永橋の資料は不存在
浅野川が長年保守管理が行われてこなかったため河川内の土砂堆積が大きな問題になっているが、はたしてどれだけの堆積が進んだのであろうか。
私の感覚では、1〜2m以上と思われるがこれを確認する方法がある。
浅野川では昭和28年に起きた洪水で多くの橋が流失した。中島大橋と昌永橋の建設当時の資料をみることでわかるはずである。
ところが今日の公開で県はその資料を持っていなかった。橋の施工者は金沢市だからだと言われた。中島大橋は元は金沢市でその県に昇格したという。
金沢市役所に行き、二つの橋の資料を請求してきた。


――2009.2.27(金)――
放水路の現地視察会(説明会)
浅野川放水路の堆積土砂を来週に入って、石川県が取り除くとの情報が入りました。管理するダム管理室(県庁6階)に確認すると、業者の選定も終わったとのこと。
そこで、緊急に放水路の現地視察会(説明会)を開会することにしました。
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◆日 時:3月1日(日) 午前11:00。
  現地集合:大桑野球場駐車場(片町→幸町→笠舞→涌波→右側に大桑野球場への看板あり)
◆資料代:300円
◆案内者:渡辺寛(ナギの会代表)他。
◆終了後、どこかで意見交換を予定。
◆主 催:ナギの会、犀川の河川管理を考える会
◆問合せ:090-9445-1302(渡辺携帯)
【視察内容】放水路の中流〜下流(大桑町)を視察します。トンネル内部にも少し入ります。田上町の分水施設を視察します。
【服装】放水路に入る場合は長靴が必要です。
※チラシも作りました。こちらに紹介。pdfファイルで20Kbあります。印刷して知人に紹介して下さい。


――2009.2.21(土)――
昨年末から更新が出来なかった。
「ある世界との遭遇」があったからである。
その世界とはこの世界→「自殺願望・心の病」
これまでまったく理解出来なかった世界であった。しかし日本では死亡原因として、長年3万人を超えている。見過ごせないのは、若者の死亡原因の第一位はこれである。
最近の経済事情から、中高年に自殺が増えている。高齢者の孤独死も目立っている。
こうした「願望」に関連してよく聞くのは「鬱(うつ)病」である。明日夜、NHK総合テレビで75分の特集がある。今晩NHK教育で先行番組もある。「ここが聞きたい!名医にQ あなたの疑問に答えます!うつ病(後半編)」
うつ病によく似た病気に、ある不思議な病気がある。知人がどうもこの病に冒されているらしい。境界性パーソナリティ障害(境界例とも言う)という不思議な病気である。専門書によると、全人口の2%がかかっていると言われている。アメリカで研究が進んでいるが、日本の精神医学界で日本版治療ガイドラインがまとめられたのは、ようやく昨年の8月である。この病気、日本の社会と家族関係崩壊を象徴する病気でもある。発達障害の一種で、幼児期の母親の存在と不可分の病気らしい。とりあえず関連サイトを紹介しておきます。

更新されずに残された問題を整理中
3カ月の未更新の期間にたくさん取り残されていた。浅野川洪水問題では、県が設置した第三者委員会が最終提言をまとめていた。中身は御用学者が県の言い分を鵜呑みにしただけの最悪のもの。
市民からの質問や疑問にはまったく答えることはしなかった。流量などの根拠についてまったく触れていない。下流の堤防についても同様。モグラの穴で問題なし、とした。「蟻の一穴」なる警告の物語も知らない学者先生たちである。(参考:「河川堤防の目視モニタリング」pdfファイル
2月19日に、北陸朝日放送が特集番組を放送した。浅野川放水路問題で私も取材された。放送後、見知らぬ数人の方からメールをいただいた。
「モグラの穴で洪水と無関係」とした提言について、近く、県に公開質問をする予定である。パイピング現象の発見者としての責務でもある。

22日は辰巳ブレイク
辰巳ブレイクで北陸朝日放送の番組2本を上映します。
「山河なし〜女川の氾濫、濁流は警告する〜」(テレメンタリー2009)
「水害と1枚の写真」(2月19日放送)

堤防資料
堤防問題のページからリンクが切れていた「愛知県河川堤防緊急強化検討会報告書」を再構築しました。


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by H.Watanabe