これはなんだ?
昔の浅野川の河床が現れた…

掲載更新 2009.11.5

今、浅野川大橋から浅野川JR橋まで、一斉に大がかりな河床掘削工事が行われている。
この現場では、異様なものがたくさん姿を現している。その昔、浅野川河川工事で河床に敷設された十字型のブロックである。


梅の橋の直下(クリックで拡大)

かつて、浅野川はここまで深かったということである。
長年、河川管理が放置されてきたことを、このブロックは証明している。浅野川洪水の真の原因は誰の目にも明らかなことである。
並木町でも切り欠きが塞がれていなくても、浸水はなかったはずである。

現在の河床掘削工事は、元の河床に戻す工事である。
昨年の洪水で被害を受けた昌永町付近の掘削目途は、実に1m50cmの深さである。
この付近は、堤防からの越流は20〜30cmだったから、昔の川ならば、1m以上の余裕があったことになる。
この浅野川洪水を「想定外の天災だ!」と結論づけた、第三者委員会の専門家と言われる面々はこれをどう見るだろうか?
今、この工事の詳細について資料公開の請求中である。

もう一つ、問題がある。「河川整備は下流から行うのが原則」と言うのが県の公式見解であるが、浅野川の下流は堆積がすすんだまま放置されている。中流での河床掘削工事は、川に穴を掘っているだけである。この穴はすぐに埋まってしまう。

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