「天狗橋事件」と「2月事件」

恐るべし 公共事業のからくり
2005.2.11掲載  2005.2.14更新


天狗橋の写真へ

 昭和25年9月に襲来したジェーン台風を機に、手取川・天狗橋を県庁幹部が業者に指示し、崩壊させ、国から災害復旧資金を詐取しようとしたのが有名な「天狗橋事件」である。作業には数十人が関わった。作業中に橋は崩壊し、2名の死者、26名の重軽傷者を出した。
 「破壊工作」の指示をした石川県土木部幹部が逮捕され、当時日本中を賑わした。知事、土木部長、地方検事が国会証人喚問された。おそらく石川県庁史上最大の事件であろう。
 「2月事件」とは同年2月に発覚した、これも県土木部職員による汚職事件。多数の職員が退職した。
 現在へつづく問題の所在などは、別途検証するとして、とりあえず、資料を掲載。
 事件直後の詳細を知るには、担当検事への喚問がわかりやすいかも。

 また、36年後(s61・1986)、北国新聞が手取川を連載特集し、その中に天狗橋事件を取り上げている。
 この記事には「今だから話せる」数々の貴重な証言が記載されている。北国新聞特集からでも20年近く経つ。
 この事件は風化したのか?
 あるいは隠されているのか?
 公共事業のあり方は変わったのか?
        (注:資料が膨大なため、整理したものから順次掲載。)

 ◆その1 石川県議会での質疑(昭和25年3月議会/12月議会)
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 ◆その2 国会証人喚問議事録 田中精一・県土木部長(昭和26年10月)
 ◆その3 国会証人喚問議事録 柴野和喜夫・石川県知事(昭和26年10月)
 ◆その4 国会証人喚問議事録 捜査担当検事(昭和26年10月)
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 ◆その5 北国新聞連載「手取川」=天狗橋事件=(s61年連載)

     

 ◆その6 「2月事件」と呼ばれる土木部の汚職事件
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 ◆その7 【検証】 今につながる石川県庁の無責任さ
 ◆その8 【法的検証】 国家賠償と犯罪(公務員の罪責)