その1 遊水池が消えた。
犀川/大桑 浅野川/田上

掲載 2006.8.27

小立野台地がトンネルで貫通。山側環状道路が完成した。そのトンネルの出口は浅野川・田上地区、犀川・大桑地区である。この両側はいまや大住宅街に変貌した。少し前の造成地整備中の写真が Google Earth で見ることができる。

金大工学部の上空から上流を見た鳥瞰図になった。
田上と大桑はそれぞれ、浅野川、犀川下流(市内中心部)の遊水機能を果たしていたがその機能は見事に消えた。
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ちょっと解説入り

ちなみに内川と犀川の合流点は、堤防も立派な内川スポーツ広場となり、ここでも遊水池が消滅。犀川、浅野川に沿って消滅した遊水池は各地にある。これが近代化だとすれば、ちょっとおかしいでしょ? といつも言っている私。単なるボヤキ?
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こうした問題が考慮されないでひたすら近郊の田んぼをつぶして都市を拡大してきた金沢市の町づくり。後手に回る河川整備。
金沢大学や県庁舎も郊外に移転した。
中心部からにぎわいが消えると、「中心部のにぎわい創出」なる事業が目白押し。創出のまえに喪失を中止すればよかった。怒る(~ヘ~;) そして、巷では利権の話。いつも名前が出る議員がいる。


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