予算書で見た森づくり新税の全容

掲載更新 2007.9.18

07年度新設の森づくり目的税はすでに納税者から徴収されているが、知らない人が多い。その理由の一つが、目的税であるが県市民税の均等割額に上乗せになっていて、通知書に説明がないからだ。
本来ならわかりやすく特別会計として扱うようにすればいいと思うのだが、徴収コストがかかるから「均等割に上乗せ」方式にしたという(検討委員会で議論あり)。
徴収された500円は、いしかわ森林環境基金に積み立てられ、通常の決済と同様に支出される。

3月議会で議決された本年度の予算で、森づくりの「環境目的税」が、どう支出されるか分かる。
議会での議案説明書なるものがある。これによれば、全体の数字は以下のとおり。

07年度 森林管理課予算より――
森づくり新税/収入と支出(事業)内容

総予算額 437,500
財源 環境税 303,000 いしかわ森林環境基金積立金より
国補助 134,500
事業 石川森林環境整備事業費 410,500  
補助金 395,500
事務費 15,000
いしかわの森づくり普及広報推進事業費 11,000
いしかわの森林環境実感ツアー実施事業費 3,000
こどもの森恵み推進事業費 5,000  団体への助成金
いしかわの森づくり推進事業費 1,000
いしかわの身近な森保全事業費補助金 4,000

※注 これが使途の本体である。
この中身を知るため森林管理課の予算請求書を
入手したが、よく分からない。今年度1300haの整
備をするようだが、対象山林などが分からない。
整備事業の発注状況なども、県の入札情報に
載っていない。一体どうなっているのか?(渡辺)

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