未解決 & 継続のテーマ
備忘録を兼ねて――

掲載 2006.1.2

未解決のテーマを順不同で記録しておこう。

◆犀川から取水されている農業用水の既得水利権の流量を、県が把握していないことが明確になった。
コンサルタント・アイエヌエーは、根拠を確認することなく数字を羅列し、専門家(?)もそれを追認している。
◆犀川からの現行確定水利権量を示す資料が県に保管されていないことが分かった。
知事のスケジュール管理についての公文書が不存在の通知がきた。公文書は単に紙のものではなく、電子情報や秘書課で課長が確認している組織内共用のものを含んでいる。この不存在は何を意味するのか?
辰巳ダム湛水池一帯は地すべり地帯である。県の「土砂災害情報システム・SABOあい」の「土砂災害危険箇所図」にも、危険な色がいくつも塗られている。とくに城力、瀬領、駒帰などは典型的な危険箇所。県はこれから国や研究所と相談するとしている。しかし今後の地すべり対策費用は辰巳ダム建設予算(240億円)に含まれていない。費用が膨大になると辰巳ダム計画そのものが深刻なことになろう。あまりにもズサンであり、過去の地すべり調査資料を請求した。
◆辰巳地区の地すべり、崖崩れ問題をとりあえず別ページにまとめた。
◆地すべりに関連して、能登で計画されていた河内ダムと所司原ダムが中止された(1999年)理由が地盤・地質がダムに不適だということだったので、この二つのダムの資料を請求した。
◆県の各部局に、「用地事務計画書及び用地取得進ちょく状況報告書」がある。各課で、その年度に用地取得する場合、部長に計画書を提出したり、用地取得した現況を四半期ごとに報告する仕組みである。昨年末、土木部の過去5年分を請求した。年末に監理課から公開日程の相談の電話が入った。何が見えてくるか?
金沢市がハザードマップ作成作業を進めている。本来内水対策を行うはずの金沢市なのだが、県から提供された犀川、浅野川の本川氾濫(100年に一度規模)の資料を元に避難対策などを練るのだそうだ。しかしそのための基本資料をコンサルタントに発注しているが、コンサルタントとは、(株)アイエヌエー(INA)。指名競争入札したというのだが……。
◆金沢市は昨年4月施行された「市政参画推進条例」で、計画の起案段階から情報を市民に提供し、市政参加を促している。しかしこれが全く機能せず、各種委員会の開催案内すら市のホームページに載らない。市民による監視が必要である。
◆入手した県の河川カルテによれば、城南一丁目など犀川、浅野川の危険箇所はまったく安全となっている。1/100規模の洪水でも現況堤防で守られている。これはどうしたことか?
金沢市民芸術村の運営管理のこと。知人が古典落語の会を計画し、市民芸術村に申し込んだところ「落語は芸術じゃないから会場は貸せない」と言われてプンプンしていた。またこれまで小会議場を借りていたある団体が、やはり「芸術活動ではないから」と拒否されたとのこと。小生は金沢市民芸術村設立以前から関わっていたこともある。最近の村職員の恣意的運営について見過ごせない。資料を整理し今後のためにまとめておこうと思う。
金沢駅前、噴水の案内板のこと。当初「この水は辰巳用水からひかれています」との石造りの表示があった。昨年10月、表示が変わった。「……という計画です」と。この経過をまとめたことがあるので、「いや〜ね金沢」に後日、証拠写真付きで紹介しておこう。

◆以降、順次掲載
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