2002.9.25
都市緑化フェア資料の公開につき、公開質問
緑化フェアは何だったのか? 緑化ではなく破壊ではなかったのか?
この疑問を解くためには、都市緑化フェアのすべての資料を検討する必要があるのだが、このイベントは、外部の任意の実行委員会が特別に組織され、様々な問題を含む、以下、
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石川県知事 谷本正憲さま 2002.9.25
ナギの会 代表 渡辺
寛
都市緑化フェア資料の公開と外部実行委員会文書の管理について
日頃より県政の重責を担われご苦労様です。
標記の件で質問しますので、早急に調査され回答をお願いします。すでに情報公開の決定日がせまっているケースもあり、混乱を避けるためにも一両日中に判断し、ご回答ください。
昨年開催された「全国都市緑化フェア2001」は、今年4月、実行委員会から最終報告が出され、実行委員会は解散し、残務が若干残っていると担当課から聞いています。
本会は、この都市緑化フェアについて、「果たして都市の緑化に役だったのかどうか?」と、強い疑問を持っています。こうした疑問を調べたいと思い、フェア実行委員会が解散した後に県公園緑地課に移され、保存・管理されている多くの「実行委員会資料」の公開請求をしたところ、課の担当者から、「この文書は、あずかっているが、当課の保管する公文書かどうかわからない。公開する対象になるのかどうか調べている」という対応がありました。
石川県が多額を支出し、最高責任者が知事で、実行委員会の多くの事務員も石川県職員であるこの都市緑化フェアの資料が公文書でないはずはないと思うのですが、もし実行委員会が「外部組織であり、資料は情報公開の対象にならない」とすれば、市民の目が届かない全くの密室の事業だったことになってしまいます。
こうしたことは、過去、長野オリンピックで、招致委員会の会計資料がオリンピック終了後まもなく焼却処分され、疑惑として国民から強い批判がまきおこりました。
また、このフェアだけでなく、石川県が支出し県組織とは別に外部実行委員会が組織され運営、実行された事業の文書の扱いが不明で、現行の情報公開条例では対処できず、それぞれの担当課でも扱いが統一されていません。
今年度中の新県庁庁舎移転が決まっており、都市緑化フェア資料や同様な実行委員会資料などが、一気に廃棄される可能性もあり、危惧の念を深めています。
こうした文書の管理規定上の扱いや、情報公開条例の対象公文書に含めるかどうかの判断は知事しかできないことでもあり、以下のとおり質問いたします。
質問1
早急に都市緑化フェア文書の整理を行い、県民からの情報公開請求に対応する必要があるのではないか。
質問2
都市緑化フェア文書の取扱いを文書管理規定上、明確にする必要があるのではないか。
質問3
県が深く関わった外部実行委員会文書の取扱いを明確にする必要があるのではないか。
質問4
過去の文書管理は必ずしも適正に行われていません。県庁移転を間近にし、必要な公文書が散逸しないよう特別な態勢が必要だと思われますが、いかがでしょうか。
以 上
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