水防計画と河川整備で公開質問

掲載更新 2009.6.1

犀川の河川整備を考える会の中 登史紀氏など4名で河川課をたずね、公開質問書を手渡し、説明をした。
冒頭、最近は質問に対して文書での回答がないことから、今回は重要な問題でもあり、文書回答を求めた。
以下は公開質問の内容。 
(Wordファイルは 28 KB)
(水防計画についてこちらに)



石川県知事 谷本 正憲 さま      2009.6.1


犀川の河川整備を考える会 中 登史紀 
ナ ギ の 会 渡 辺 寛 
(連絡先:金沢市****) 

水防計画と河川整備計画についての公開質問

用件のみにつき失礼します。
昨年7月の浅野川洪水を機に、各地の河川流域住民から、水害に対して危機意識が高まっている中、貴職(河川管理者)としても様々な施策を行っているところと伺っています。
ところで、そうした中、いくつかの見過ごせない疑問がありますので、率直に列記し、貴職から責任あるご回答を文書にてお願いします。
今年の梅雨、出水期間近かでもあり、1週間を目途にご回答下さい。


質問1
新水防計画での「危険箇所指定」基準変更と指定について


今年度の水防計画を決める防災会議が開かれ(5/21)、決定された計画によれば県管理区間の「水防上最も重要な区間」を決める基準が次のように変更された(計画書16〜18ページ)。
――
「A」:水防上最も重要な区間
 既往洪水量(2〜3年に1回程度)の水位に対し堤防高又は断面が不足しているため、河川が溢れる危険性がある箇所で、重大な被害が予想される箇所。
「B」: 水防上重要な区間
既往洪水量(2〜3年に1回程度)の水位に対し堤防高又は断面が不足しているため、河川が溢れる危険性がある箇所。
――

1) この基準を適用すると「既往洪水量(2〜3年に1回程度)」の水位以下の堤防は県全域でほとんどなくなるはずである。変更の根拠について、ご回答下さい。

2) 資料編「重要水防箇所一覧表」(65ページ以下)による、県下各河川のAランク、Bランクの指定箇所は前年からほとんど変更されていない。基準変更と危険箇所指定についての矛盾についてご説明下さい。

3) 重要水防箇所指定にあたり「漏水 漏水の履歴があるが、その対策が未施行の箇所」とあるが、浅野川最下流部(新北寺町〜東蚊爪町)はAランクに指定されるべきだと考えますが、ご回答ください。

4) 犀川JR橋付近は、第二室戸台風以後策定された河川整備計画以前の状態のままであり、流下能力は推定650m3/秒程度であり、犀川の危険箇所の中でもでも超Aランクに指定すべきである。放置すれば、本江町からの災害発生はあきらかである。
新幹線の加賀犀川橋工事も進行しているが、流下能力計算に間違いがあると思われるため、住民に納得できる説明を求めたい。


質問2 犀川のコンクリート擁壁(パラペット)について

県が策定した犀川河川整備計画は過大な洪水量を前提しており、特に基準点犀川大橋地点付近の最大水位でも、既存のコンクリート擁壁(パラペット)から溢れることはなく、十分流下能力に余裕があることを指摘し、本会などが計画を批判してきたところです。
最近、河川課職員から「辰巳ダムが完成したらコンクリート擁壁を撤去する」という方針を聞き及び、事実関係についてご質問します。

1) 「辰巳ダムが完成したらコンクリート擁壁を撤去する」との方針について説明を求めたい。
 この方針は存在するのか?
 金沢市からの要請との話もあるが、事実関係について説明ください。

2) 浅野川は堤防高をコンクリート擁壁天頂として河川整備計画を策定しているが、犀川は堤防高を道路の標高とし、コンクリート擁壁を堤防と見なしていないが、このダブルスタンダードの河川管理についてご回答ください。

3) 犀川も浅野川同様にコンクリート擁壁を堤防高とし、所々にある20cm程度の補強を行うだけで、計画高水に対応した流下能力が確保されるはずである。これについてご回答ください。


以 上  


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