市民グループと県が本格論戦


ルールを決めた合意の内容, 署名する米田河川課課長

石川県公共事業評価監視委員会ご指名によって、市民と県が話し合うことになった。
県も市民を対象にした会合なんて初めてのことだったのだろう、ご丁寧にも「*月*日、
**会議室を予約しましたので、ご参加下さい」という案内が送られてきた。
行政の感覚ではこれが当たり前なのだろうが、市民感覚とずれている。

話し合うにはルールが必要である。ルールもなしに話し合っても実りは少ない。
このルールを決めるために、2回の会合がもたれた。
その結果、「本日の合意」としてルールが確定した。
上の写真は、その日に合意した黒板に書かれた確認内容と合意文書に署名する河川課長。
以下は、合意の内容。
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本日の合意
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記載内容を確認し署名する 平成11年4月3日

 河川開発課長 米田昭夫
 監 理 課 長  多賀久和
 辰 巳 の 会  碇山 洋

1 前回の確認事項の再確認
 (1)今回の意見交換会の性格は、県の方針に対して意見、批判、疑問を持つ市民(以下
 「意見発表者」とする)の意見、批判、疑問及び県側の意見、回答を委員会に伝えるも
  のである。
  (一部報道にあるような「辰巳ダム推進のための意見交換会」ではない。また辰巳
  ダムを中止するための意見交換会でもない。)
 (2)公開で行う。
 (3)監視委員会への報告文書は、県側、意見発表者側合同で作成する。
 (4)委員(特に委員長、副委員長)の出席を得るため、日程調整等最大限努力する。

2 本日の確認事項
 (1)意見発表者は、辰巳ダムに意見、批判、疑問を持つ団体、個人とする。
 (2)意見発表者が意見を出し、県側が回答する形で進める。
 (3)議題
  @「工事実施基本計画」問題 A雨量、洪水問題 B「3千億円」問題
  C高畠地区浸水対策問題 D環境(アセスメント)問題 E文化財問題
  F共有地問題 Gその他
 (4)1回目の議題は、3時間程度を使い、@Aとする。
 (5)監視委員会への報告の際の意見発表者側の補足修正発言の可否については、委員長
  と再度相談する。その際、意見発表者側は、最小限の補足修正発言が認められること
  を意見交換会への出席の前提条件としている事を委員長に説明する。
 (6)双方は、意見交換が効率よく進められるため工夫し、県は必要な資料を提供する。
 (7)意見発表者側は、質問等をできるだけ早く事前に伝える。
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こうして確認されたルールにしたがって、その後、7回、のべ30数時間にわたって、意
見交換が行われた。本会から渡辺が全会議に参加。


(写真:意見交換会の様子。奥は県側のメンバー,市民側のメンバー,OHPなども利用した様子)

第一回は工事実施基本計画問題。
この会議で、県は、工事実施基本計画なしの着工は「好ましくないが違法ではない」との
べ、その根拠を追及され、「令とか通達ではなく、(建設省の)担当者、事務官の中に脈々
と流れている解釈」であると説明した。
また、河川氾濫と被害想定額の虚構、文化財保護審議会の「作られた結論」など、本会の
指摘した問題も議論されている。

全会議記録は、県が資料としてテープおこしされ、後日、公開対象の組織共用文書として、
公開された。膨大な量になる。辰巳の会のホームページの資料集の中にある。詳しくはそ
ちらをごらんいただきたい。辰巳ダム問題を考える基礎資料である。

 辰巳の会資料室へ http://www2u.biglobe.ne.jp/~saigawa/debate_r_2.html
 
  なお、この会議録は、一太郎のZIP圧縮ファイルと、PDFファイルとなっている。
  読めない方がおられたら、相談下さい。一部をTXTファイルにしてあります。

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