辰巳ダム建設事務所と2回目の交渉
情報提供資料「正式回答」は撤回

掲載 2006.5.21

5月17日(水)、辰巳ダム事務所から二人が拙宅を訪問。2回目の交渉で、前回と同じ、辰巳ダム建設事務所主幹兼建設係長と辰巳ダム建設事務所庶務用地課庶務用地係長の二人が来訪。
前回の確認では論点の整理と「説明資料の扱い」についての県の見解説明である。
掲示板[No.58]に投稿のあった、県のおかしな「正式回答」についてもその真意を聞いた。掲示板の内容は次の内容。
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投稿者:地球と人間を慈しむ凡人さん
「4月26日辰巳ダム建設事務所より正式回答がありました。「事業説明や用地交渉中に資料を見て頂きますが、資料の提供を希望される場合は、お手数ですが公文書公開請求をして頂くことになりました」とのこと。先日、ご教唆下さった説明責任と情報公開制度の趣旨との関係に係る根拠は、何もわかりません。」2006/04/29(Sat) 12:24:28
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職員の返答――――――――――
用地交渉のお願いに当たって、必要な資料は情報提供ということでお見せします。ただ、その資料のコピーが必要ならば、情報公開条例の手続に従って入手していただきたい。コピー費用を私らが受け取る仕組みがなく、情報公開制度でコピーの費用負担をよろしくということです。――
掲示板の情報と同じである。

私の反論――――――――――――
用地交渉で説明資料として見せている(開示)のは情報公開条例によれば、任意の情報提供である。
見せた時点で情報公開条例による任意提供が済んでいる。これ以上、条例での請求は必要ない。情報公開条例を誤解している。
もし、資料の中に一部公開(黒塗り等非公開部分)があれば、異議申立が考えられる。そうすればこの文書の扱いの決着がつくまで1年以上かかり、資料の開示が原因で交渉も入り口でストップしてしまう。
職員も用地交渉の仕事ができない。自分の首を絞めることになる。
単にコピーの費用負担の話ならば、近くのコンビニなどコピー機のあるところに行けば済む話。職員と地権者との間で金銭のやりとりはないから何の問題もない。デジカメで撮影すれば費用もかからない。
現に、県の情報サービスセンターでは、資料の撮影は無料である。
資料提供を用地交渉という限定した中で考えればいい。情報公開条例の請求手続と混同して考えるからおかしい。交渉が進まないことになる。
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というやりとりが続き、職員は、「もう一度帰って検討させてください」ということになり、掲示板の「凡人」さんへの「正式回答」は撤回されました。
この話は、元は本課・河川課からの結論、指示の誤りが原因であり、出先の事務所や担当者が結論が出せないことである。河川課やその上の土木部など上層部の情報公開にたいする無理解がこんな初歩的な問題を理解していない。なんというお役所であろうか。
ここまでに、時間が1時間半経過した。全くの時間の浪費である。職員はダラダラやっていても日当稼ぎにはなるだろうが、つき合うこちらはたまったものではない。

時間がないので、あと簡単に主な論点整理。
慣行水利権の基礎数字が間違っている。基礎資料を示せ。
 大野庄用水の既得水利権量が2.95 m3/秒とある。その根拠は何か。以前県と金沢市に資料請求したがその根拠の文書は出てこなかった。大正8年の県指令収土第706号によれば、大野庄用水の既得水利権量は、0.84m3/秒になる。2.1m3/秒もの流量が過大に流れ込んでいる。この流量を本川に返すだけで辰巳ダム計画の河川維持流量は確保される。辰巳ダムの根拠はない。
昭和47年の中小河川改修事業で「辰巳ダム築造不能の場合」の計画がある。現況堤防も超えていない。現計画との整合性を示せ。
鞍月用水堰〜雪見橋間の整備計画に犀川緑地を含めず計画策定を発注した根拠を示せ。
その他、これまで県や河川整備検討委員会に提出し、無回答の問題を指摘した。(兼六園の水使用の法的権利や所有権、河川法と住民参加義務規定など)

次回にはどういう展開になるのだろうか。


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