九谷ダムの治水効果への疑問と
犀川下流地域の避難騒動

掲載更新 2007.6.26

九谷ダムの治水効果への疑問
中 登史紀さんが「辰巳ダム公聴会」を詳細に検証しているが、公述人の一人、元石川県河川課長の雨坪裕孝氏が「ダム建設が遅れたために災害が起きた例として大聖寺川九谷ダムをあげ、九谷ダム建設遅延が原因で昭和56年の大聖寺川水害が起きた」という趣旨の発言をされたことに関し、同様の趣旨のものが石川県ホームページにもあることを確認した。また、この大聖寺川水害の原因について国会質疑から、国交省も「この水害は、大聖寺川支流の三谷川の疎通能力不足が原因で氾濫したもので、九谷ダムとは全く関係がない」という答弁を紹介している。
中さんは「これは県民を欺く詭弁であり放置できない」として、雨坪氏と石川県に公開質問状を送付した。また情報収集のために開催された公聴会の趣旨からみて、誤った情報を訂正するため、事業認定者である北陸地方整備局長にこの情報を案内した。
なお、九谷ダムの「治水効果」を検証するためのバックデータとして、加賀市・我谷ダム付近の過去31年間の大規模な出水記録を紹介、いずれのケースも浸水被害が発生しておらず、大聖寺川、三谷川の河川改修効果が浸水被害を防止しており、公聴会でダム推進人が論拠としている九谷ダムの治水効果を否定している。

昨年の避難騒動
中 登史紀さんが、昨年7月の犀川下流地域の避難騒動に関して、犀川下流の土砂堆積と河川整備、辰巳ダムの治水効果について検証している。
「流量記録によれば、下菊橋測水所では270m3/秒が最大で、示野橋付近で400m3/秒前後ではないかと推定されるが、これは計画高水流量1900m3/秒の約2割にすぎない」
「犀川下流の河川改修事業の遅延が原因ではないか?」「堆積土砂の除去、草木の除去などの河川管理が適正に行われていないのではないか?」と指摘し、県に16項目の質問を提出した。

これらの詳細は中さんの「辰巳ダム日誌」にある。http://www.nakaco.com/tatumidam-log/tatumi-log-07-06.htm


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