06年7月大雨の状況/写真&検討

掲載 2006.8.23


柴山潟周辺の話
7月17日と19日は、大雨によって加賀南部、柴山潟から浸水騒動があった。これを機に柴山潟周辺で新しい防災施策が要望されていると言うが、過去の干拓事業を含め治水対策に問題はなかったのか?
片山津の水位観測所付近の堤防高が1..00m、警戒水位が0.80m。元々余裕がないうえ、今回、1.75mまで上がった。
この柴山潟周辺の整備は、河北潟周辺の整備と同様、農地を守るために行われていた。また、片山津温泉からの景観を考慮して柴山潟の堤防が低いのだと言うが、果たしてそうか。どこか基礎的なところで間違っていたのではないか。(この検討は別の機会にしたい)


犀川の様子(冒頭写真は、JR橋下:19日午前2時)
犀川は辰巳ダム計画を抱えているため、過去より膨大な費用をかけ、コンサルタントに委託して膨大な計算が行われてきた。
その多くが現実と合わないのだが、確認で一番手っ取り早い方法が豪雨時に上流から下流までの水位を現場で確認することだ。
17日と19日恐る恐る犀川を回ってみた。
後日、県が持っている水位と流量計算データとつきあわせてみたいが、とりあえず、次のグラフは、17日〜19日にかけての、測水所と下菊橋測水所の水位記録をEXCELでグラフ化してみた(情報元:県防災情報/現在、肝心なページがストップしている)。クリックで拡大。

17日〜19日下菊橋と示野橋測水所の水位の変化


この水位から、流量を計算された方がおられた。
元情報はこちらのサイトへ。

犀川本流
伏 見 川

伏見川合流後
       
下菊橋 1.46m 300m3/sec
山  科 0.58m 30m3/sec
馬  替 1.16m 46m3/sec
示野橋  3.54m 450m3/sec

もう一枚紹介。
これは城南一丁目に設置された水位測水所のデータから避難情報が消えた証拠の品。これじゃ、どの水位が危険でいつ避難すればいいのかわからない。
担当する金沢市の消防も困るだろう!クリックで拡大。(元情報:石川県河川総合情報システム

数字が消えた…!犀川で一番の危険個所

この不思議な話は、犀川の基礎計算が間違っているからだ。
基本高水、計画高水、河川カルテに整合性がなく、
数字を書き込むことができない。詳細は別途検証したい。
雪見橋の資料からその混乱の一端が見える。
◆「鞍月用水堰上流、3つの謎」
なお、河川情報システムの「付近の堤防高」には要注意
機具橋(大野川※写真参照)は橋脚の土台が3mということで、
付近に堤防はない。通常、水面と後背地の差は1mしかない。
内灘側(右岸)はほんの50センチで、いつもあふれている。


17日と、19日の写真

二ツ寺橋

二ツ寺橋

雪吊橋(示野橋)

示野橋から上流

JR橋

JR橋

JR橋

犀川大橋下流

大野庄用水

大野庄用水

泉用水

機具橋(大野川)
用水の水門は閉鎖されている。      機具橋関連情報

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